古来日本では、おめでたい時間を彩る縁起物としてお祝いの席に用いられ、また、日本料理の真髄として伝えられて来た鯛の塩釜。
通常の焼き魚と比べ、鯛の塩釜は塩釜そのものの遠赤効果で鯛の身にじんわりと火が通り、身はふっくらと仕上がります。
ただし、調理にはやや時間と手間がかかり、まず、荒塩と卵白をこね合わせ鯛をまるごと包み込みオーブンでゆっくり時間をかけて焼き上げる必要があります。
弊店では、日本料理の素晴らしさをOBENTOというかたちで伝えて行きたいとの思いから、毎年年末に、皆様への感謝と幸せの願かけとして、糸島漁港直送の天然真鯛で塩釜を焼き上げます。おかげさまで、今年も冬の限定商品の主菜として、立派な塩釜の御用意が出来ました。


焼き上がった鯛の塩釜